生活的答案

旅行記録ブログ

年末年始の山登りまとめ

明けましておめでとうございます!

年末年始登った山まとめです。低山をウロウロ。

 

燧山・龍崖山(埼玉)をのんびり歩く

12月半ばに行ってきました。龍崖山公園からスタート(地図の「S(スタート)」)して燧山(ひうちやま)経由で龍崖山(りゅうがいさん)。道もわかりやすくてサクサク歩けました。

そのまま柏木山にも登ろうとしていたのですが、寝坊したせいで柏木山の登山口に着いた時点で13時半くらいになっていたので冬の日暮れの早さに怯えて辞めました。地図の「G(ゴール)」の近くで青線が折り返しているのは「登ろう!→やっぱ止めよう…」をした痕跡。

詳しくは下に書きますが後日柏木山で道間違いを連発したので、時間が限られていたこの時は止めておいて本当によかったです。

地図&行程

飯能駅のクリスマス飾りがカオス

親子連れで賑わう龍崖山公園からしばらく登ったところ。こんなところにクマが来るのですか?

黄色く紅葉した木がきれい。あの開けた場所が燧山の頂上だ。さあいくぞ!

燧山の山頂から。潔く工業地帯すぎて逆に笑顔になった。

でも富士山が見えるので侮れない。

龍崖山山頂近くの展望台にあった、覗くと札に書いてある山が見える竹。子ども向けに踏み台も置いてあって優しい。

前に登った大岳山もしっかり見えました。

龍崖山の山頂。街がよく見える。

下山してバス停まで歩く途中、橋から見下ろした入間川。水が澄んでいてきれ〜い。

 

高尾山・稲荷山(東京)でガスバーナーに挑戦!

こちらも12月中旬に行ってきました。みんな大好き高尾山!実は初めての高尾山です。

そして憧れていた調理用ガスバーナーを購入したのでこの日は山ご飯にも挑戦。珍しく1人ではなく友人と一緒だったので心強かったです。ガスバーナーデビュー戦が1人はちと怖いと思っていたので。。

山に詳しい友人が野鳥や植物のことをガイドしてくれたのが楽しくて自分でも色々勉強したくなりました。

高尾山には気軽に登れる舗装路から登山道まで色々なコースがありますが今回は登山道が続く6号路で登って、隣接する稲荷山コースで降りてきました。

地図&行程。青いのが歩いた道。有名な薬王院の方は行きませんでした

歩きやすい道だけど前日の雨でややぬかるみ気味の6号路。

木から垂れ下がってるのは葉ではなくコケだと教えてもらった。酢の物とかしにして食べられそうな見た目…

山頂手前の階段が辛かったけど、頂上はこの景色!それなりに混んでたけど運良くベンチを確保できたので調理開始!

緊張しながらどうにか着火。慎太郎とジェシーがCMに出ているシャウエッセンを焼くよ!

 

チーズとレタスも加えてホットサンドに!どうでしょう、初陣にしてはまあまあじゃないですか。

友達が作ってくれたシチューも食べて満腹〜

その後はビジターセンターを覗てから稲荷山コースで下山しました。稲荷山コースは道幅がとても広くて歩きやすい!麓にもおしゃれな学習施設やカフェがあって楽しかったです。手軽に行けてしっかり自然も楽しめて、高尾山の人気の理由がよくわかりました。

 

 

柏木山(埼玉)で道間違いを連発

年末に龍崖山の時に行きそびれた柏木山へ行ってきました。柏木山は登山道の各所に設置された可愛らしいオブジェが有名なのですが徐々に撤去が始まっているとのことで、早めに行っておきたいと思っていたのです。可愛いオブジェのある手軽な里山というイメージで写真映えもしそうだし、せっかくならと特に山登りはしない友人と行ったのですが山頂に着くまでに3回も道間違いをしてしまいました…。

地図&行程。1〜3は道を間違えて引き返したポイント

❶の箇所→進みたい道は青なのに、目立っていた赤の道を進んでしまった。

間違えたまましばらく歩いたらまた分岐があってその先が丸太で通行止めっぽくなっていたのでアレ?となって、地図とGPSを確認して道間違いに気付く…。進みたい道(カモシカ新道)が薄暗くて地味な道に見えたので、深く考えずに作業用の道だろうと判断して選択肢から外していた。

緑or青で青を選択したつもりが、実際は緑or赤で赤を選択していた

❷の箇所→この辺は一旦道路に出るのだけど、話に夢中になっていたら登山道の再開地点を通り過ぎていた。

❸の箇所→❶と❷の失敗でかなり慎重になっていたつもりなのに分岐で道を間違えた。YAMAP(登山アプリ)のユーザーコメントに「ここをで山頂へ続く道、左に進むと山頂を踏まずに下山する」というようなことが書かれていたので、よし分かったと右の道を選択。でもしばらく歩いて妙に道がフカフカしていることに気付いて、これ人があんまり通ってない道では?と思い途中で引き返して道間違いを自覚。正しい道はで、左右間違えてコメントが書かれていた様子(既に該当のコメントは削除されて、今は別のユーザーの正しい情報が載ってます)。地図アプリ&コメント機能には日頃お世話になっているし最後は自分の判断だけれど、頼りっきりではいけないと反省。

今回は里山の低山だから間違えた道を進んでしまっても最後は町中のどこかには出るけれど、そうでない山でやらかしたら大変なことになりかねない。色々と見直す良いきっかけになりました。。

道を間違えながらも、なんだかんだ楽しく登頂。かわいいオブジェいました

この間の高尾山で体得した得意料理・ホットサンドを披露。

食後はコーヒータイムも。最高だね〜

帰りにドレミファ橋に寄り道。花道とセンステにしか見えない。。

 

 

和田山・高指山・物見山(埼玉)で植物に興味を持つ

年明け1発目登山は日和田山から高指山、物見山までプチ縦走。祝日だったこともあり親子連れで賑わってましたが、日和田山の頂上から先は人が減って比較的静かな山歩きとなりました。

今回は植物を気にしつつゆっくり歩いてみましたよ。植物名はすべてGoogleレンズ頼りなので間違ってたらスマソ。

地図&行程

高麗川駅からバスに乗って登山口へ。妙なゆるキャラを見ながらバスを待ちます。

登山口からしばらくはとてもきれいに整備された歩きやすい道

ゆるやかな道だけど時間のかかる女坂と、急登だけど短時間で登れる男坂男坂(写真)を選んだけれど、岩と根がすごいうえに人が多かったので引き返して見晴らしの丘経由で山頂へ。

山頂手前は岩を少し登ります

わりとあっさり日和田山山頂へ。人が多いので休まず進みます。

高指山方面へ。いっきに降ります。せっかく登ったのにな〜と思いながら。。。

降りきったら、あとはゆったり歩く〜

ものすごい倒木があった。ワシャワシャしているのが木の根。倒れた木を底面から見ている状態

突然道が開けて、めちゃくちゃ道路に出る。

その先に高指山の山頂が。山感が無い!

でも眺めは良いです。よく見ると富士山もちょっこり。

しばらく道路を歩いて、登山道に復帰。

よく見かける白いホワホワ。多分コウヤボウキ。この間の柏木山では紅色っぽいコウヤボウキも見た。

たまに見かけたこちらはコウヤボウキの花かな?

物見山の山頂は針葉樹に囲まれていて眺望はあまり。。ベンチが空いていたので緊張しながらお湯を沸かしてコーヒーで一服。楽しい。

赤い実が可愛い。たぶんツルコウジ。よく似ているヤブコウジというのもあるらしいけど、多分ツルの方

下山開始〜。柏餅の葉っぱみたいで可愛い〜と思ったけど、なんの葉か分からず。

鎌北湖方面へ行く人が多いようで、五常の滝方面の道はひっそり。

なんかある!と思ったら馬頭観音。みかんがお供えしてありました。

突然人の家の裏みたいな場所に出た

スイセンがたくさん咲いていて良い匂い〜。こりゃ春の匂いだな!と思ったけど調べたらスイセンって冬の花なんですね

ススキの群生。なんだか良い景色。

ふたたび登山道に突入

おそらくナワシロイチゴ。たくさん生えていた。ジャムにすると美味しいらしい

しばらく降ると舗装路に合流。陽が差してきれ〜い

ここから30分くらいひたすらアスファルトを歩き続けると武蔵横手駅に出るので、そこから電車で帰りました。知識が無くとも草木に注目してみるだけでも山歩きの解像度が上がったような気がして楽しかったです。いつか咲いてる花の種類で季節を感じられたりしたら素敵ですよね。というわけで今年はより山を楽しむために花や鳥の知識を少しは身につけたい所存です。

完。

タイムマシーンに乗って押角駅へ行く

2010年12月10日16時37分

私は日没後の暗い山道を突き進むバスの中にいた。客は私1人。

険しい山道は急カーブの連続で、運転手はその道のプロだと分かっていても少しヒヤヒヤした。しかもたまに道沿いに祠のようなものが建っているのが見える。やっぱりこの急カーブで事故でもあってその鎮魂的な意味合いがあるんじゃないか!?と勘ぐって少し怖くなるけれど、さすがにそんなことは言えない。そうこうしているうちに何度目かのトンネルに突入した。

「お客さん、押角駅へ行きたいんだよね?今通ってるのは“おしかど”トンネルだよ。読みは押角駅と同じだけど、オスにシカにトで、雄鹿戸。なんでかは知らないけれど、漢字が違うんですよ」

へえ。漢字が違うんですね、おもしろい。どうしてなんでしょうね。どうして?どうして。どうして、私は山道を走るバスに乗っているのか。。。

 

 

当時ウラ若き乙女であった私は、進学を機に東京(へのアクセスが比較的良いとされている郊外)で憧れの一人暮らしを開始。同時に人生初の電車通学も開始すると、もともとそういう気質があったのか、地元の超車社会では味わえなかった鉄道の魅力に目覚めた。そして日々あちこちの鉄道に足を伸ばしてはゆるゆると乗り鉄を楽しんでいた。

ある日いつものように鉄旅指南本をパラパラと読んでいると、日本屈指の秘境ローカル線として岩手県の山間部を走る「JR岩泉線が紹介されていた。

当時は秘境駅(鉄道以外でのアクセスが困難な秘境のような場所にポツンとある駅のこと)ブームが全盛で、秘境駅を巡る秘境号なんて名前の列車が走ったりもしていた。にわか鉄道ファンの私もブームに乗って秘境駅には興味津々だったので、この岩泉線情報には食いついた。

当時の岩泉線の運行本数は1日に4往復のみ。それも秘境ローカル線としての注目が高まってのことで、少し前までは3往復だったという。起点の茂市駅から終点の岩泉駅までの9つの駅はどれも秘境駅ノミネート確実という具合なのだが、その中でも一際目を引いたのが押角駅という駅だった。なんでも月間の乗降者数が数人だという。1日ではなく、月に数人である。一体どんな駅なんだ!と記事を読み込むと、駅としての構造物は板張りの短いホームのみで駅舎はおろか待合室すらない。写真を見る限り周りは緑に囲まれていて、人の暮らしの気配は一切ない。

これはなんだか凄そうだ!タイミングよくちょうど明日の12月10日は青春18きっぷの冬季の利用開始日だ。思い立ったが吉日、早速ここへ行こうじゃないか!とはいえ1日に数本しか列車が来ない駅で下車する勇気はないので(こんな場所ではクマも人間も怖い!)押角駅の様相は車内からじっと見るに留めて、終点の岩泉駅まで乗って折り返そう。

そんなわけでいそいそと準備をして、早速岩手まで足を運んだ。

 

岩手までは夜行バスを利用しのだが、盛岡駅前で下車した瞬間に冬の東北の洗礼を受けた。

ろくに天気予報も見ずにバスに乗り込んだものだから、関東の初冬にあわせた薄手のコートに寒冷地仕様ではないファストファッションのブーツという出で立ちだった。さ、寒い!と凍えながら歩き始めた瞬間に凍った路面で転倒した。まだ朝早い駅前で空いている店は少なく、半泣きで24時間営業の牛丼屋で朝食を食べてから開店と同時に駅ビルに駆け込んで安価なフリースを購入したのを覚えている。

 

岩泉線に乗るにはまずは盛岡駅から山田線に乗車する必要があり、途中の茂市(もいち)駅から岩泉線に乗り換えることができる。かなりおおまかな図だけど、だいたいこんな感じ。

当時の路線図(ざっくり)

 

山田線宮古行きの車両はキハ100形で、ひとり掛けの席を確保できた。天気も良く、楽しい鉄道旅の始まりに心を踊らせた。

盛岡駅ホーム

山間部に入ると、日が当たらないエリアでは雪が積もり始めていた

 

押角駅と同じく本の中で「スゴイ秘境駅」として紹介されていた山田線の大志田駅と浅岸駅も車内から駅と周辺を眺めることができた。両駅とも下車する人はおらず、周囲に崩れかけの廃屋や学校跡と思しきものは見えたが今も人が住んでいる気配はなかった。なるほど、この侘しさは確かにスゴイ。こうなってくるとポツリと森の中にあるという押角駅はどれほどの哀愁を放っているのか、期待は高まるばかりである。

 

茂市駅

13時前に茂市駅に到着した。次の岩泉行きは15時40分なので、なんと4時間弱の待ち時間が発生する。なんという接続の悪さだろうか。

次の岩泉行きは15時40分

乗ってきた列車を見送る

時間が有り余っているので駅を探索。

駅の外観

駅の前には川が流れている

暇だ。

天気予報は見ていなくても時刻表は確認していたので、こうなることを見越して行きがてらに小説を1冊購入していた。この旅唯一の私のGJポイントである。

茂市駅の待合室

待合室で1人で本読んでいると、駅員さんが「ストーブ点けますか?」と尋ねてくれた。正直冬の岩手の寒さに凍え切っていたが、「いえいえ!大丈夫です」と反射的に強がってしまいその後数時間を凍えながら過ごした。当時の私は若さ故の自意識過剰さなのか変な部分で気にしいなところがあった。今でこそ旅先でのソロ自撮りもお手の物だが、当時はカメラを出すこと自体にも気恥ずかしさを感じていたので旅中の写真も少ない。もったいない気もするけれど、その分を補うように肉眼で景色をよく見ていたし、その詳細なメモも残っている。そのおかげで12年も経った今こうしてブログを書くことができていると言えなくもない、のかもしれない……

 

15時を過ぎる頃には読書にも飽きてきて、少し早いけどそろそろ…とホームに向かおうとしたところを駅員さんに引き止められた。

「岩泉方面へお出でですか?」

『そうです。15時40分のに乗ります。』

「列車は走っていないので、代行バスに乗ってください」

!?

ここまで来て衝撃の事実が発覚した。なんと岩泉線はこの年の夏に起こった土砂災害により脱線事故を起こして不通となっていたのだ。

ショック!岩泉線に乗れないことよりも、少し調べれば分かることすら調べずに本を読んで浮かれたまま岩手の山奥まで来た自分が情けなくて泣きたくなった。とはいえここまで来たのだ。押角駅の姿は見れずとも、とりあえずバスで岩泉までは行っておこう…。

 

時間になるとバスがやってきた。バスと言ってもよくある路線バスのような車体ではなく、ワゴン車のような小型バスである。ほかに乗客は3名ほど地元のマダムが乗っていた。全員が知り合いのようで、方言でおしゃべりに花を咲かせている。このメンバーでバスは発車した。

地元民からしたら「見知らぬ顔が乗ってるぞ…誰だよ…」という感じなのではないかと勝手にヒヤヒヤしていたが茂市駅を発車してから10分程度でマダムたちは下車した。乗客が私ひとりになると、いたたまれない空気を察してか運転手の男性が話しかけてくれた。

「お客さん、鉄道ファンですね?」

『そうです』

ビンゴである。わざわざ不便な鉄道でやってくる見慣れぬ顔は大抵鉄道好きなのだという。

「で、まだ鉄道ファン初心者だ。岩泉線が動いてないことを知らずにやってきた」

『はい……』

完全に見抜かれていた。お察しの通り鉄道ニワカファンで押角駅目当てにやってきました…。と告げるとなんと運転手さん、「やっぱりね。そうだ、岩泉駅で折り返す時にほかに乗客が居なかったら、茂市駅に戻る前に押角駅に寄ってあげるよ」と言う。このバスは岩泉線代行バスなので押角駅も停留所としては存在しているが、鉄道が動いていない今わざわざ押角駅から乗る人間など居るはずもないので基本的にはスルーして運行しているようだった。それなのに、もし他に乗客が居なければ押角駅に立ち寄ってくれるというのだ。嬉しい申し出にストーブの時のような遠慮思考は吹き飛び、有り難うございます!とペコペコしながら、岩泉駅で乗客が乗ってこないことを祈った。

 

40代後半だという運転手さんはフランクで話しやすく、会話が弾んだ。

「自分も、若い頃はお客さんみたいに鉄道で旅をしたもんですよ」

『そうなんですか。どんな場所へ行かれたんですか』

「色々行ったけれど、北海道を回った鉄道の旅をよく覚えてますよ。列車で向かい合わせの席に座ってる女の人が『靴脱いで足伸ばしていいよ』って言ってくれたこと。金もないから風呂もろくに入らずに旅してるから身なりだって綺麗じゃないのにだよ。へとへとに疲れていたからお言葉に甘えて足を伸ばしたけれど、臭かっただろうに女の人は嫌な顔ひとつせずに『足疲れてるでしょ、気にしないでね』って。あの頃は人々の心に余裕があって、良い時代でしたよ」

話を聞きいていると見てもいないその光景が何故か目に浮かんできて、大切な旅の思い出のおこぼれをいただけたような不思議な気分だった。

 

 

16時を過ぎると一気に周囲が暗くなり始めた。等間隔に設置された街頭はあっても、冬の夕方の山道は暗い。

「終点の岩泉駅は、住民が立ち上がって作られた駅なんですよ」

もともとは1957年に岩泉駅から2つ手前の浅内駅が竣工した時点で「岩泉線、完成でござい!」となったが、岩泉町の住民たちが「町の中心まで鉄道が来ないなんてそりゃないぜ!」と猛烈な建設運動を展開。その結果岩泉駅までの区間も着工されて、今の岩泉線となったという。

なんともパワフルな話はそこでは終わらず、さらに岩泉駅から太平洋沿岸部の小本駅への延長計画まであったとのこと。乗客が減少し続けてる今となっては更なる延長なんて夢のまた夢という感じだが、岩泉線、知れば知るほど趣深い路線である。もっとも、この程度の知識は身につけてからここへ来るべきなのだろうが…。

 

 

すぐに完全に日が暮れて周囲が闇に包まれた。自分でハンドルを握っていなくても、ぐねぐね曲がる暗い山道は恐ろしい。

「お客さん、ほら、あの光ってるやつが押角駅ですよ」

そう言われて窓の外を見てみると一面の真っ黒闇の遠い向こうに白い点がぽつんとあった。それが押角駅の灯りだという。

その光を見た瞬間、心を掴まれた。ささやかなはずの光が、夜の山があまりに暗すぎて煌々と光って見える。夜の山の真っ暗な闇の中であの灯りに辿り着いたらどれ程安心するのだろう。

でもあの灯りの元に人は来ない。そもそも人が住んでいない。鉄道も動いていないから外から来る人もいない。それでも駅には誰かを待つ使命があるから、山の中でポツンと光りながら、やって来るかもしれない誰かを待っているのか。

なんてむなしくて健気な佇まいなんだろうか。。。

 

 

 

17時頃、バスは岩泉駅に到着。折り返しの発車時刻まで駅の中を探索した。

ローカル線とは思えぬ、立派で大きな駅

木彫りの牛の首が置いてあった

終点なのに駅名標が先へ伸びている。延長計画の名残だろうか

延長予定があった方向を望む。何も見えない

折り返しのバスには学生数名が乗車したため、押角駅には立ち寄らずに終わった。運転手さんには詫びられたが、遠くからでも山の中に在る押角駅の存在を見ることができただけで、むしろそのことで心が満たされていた。お礼を言って茂市駅でバスを降り、再び山田線に乗って盛岡へ戻った。

 

 

 

その後2014年に岩泉線は復旧することがないまま廃線となり、旅客輸送の役割はバスに引き継がれた。もともと日本一の赤字路線という大変不名誉な称号を持っていたこともあり、路線バスへの移行は仕方ないことなのかもしれない。廃駅となった押角駅跡にはバスも停まらなくなり、今は茂みの中にうっすらとその面影を残すのみとなっているようだ。

最近になってふと、結局お目当てには乗れず行けずだったのに妙に心に残ったこの変な旅を記録することを思い立った。実家で眠っている古いパソコンに入った写真データを書き出して「さて書くか」と当時の旅ノートを開いたら、今日がちょうど12年前に岩手に向かったのと同じ12月10日だったので驚いた。12年も前のことを何を今更とも思ったが、ノートと写真を見返しながら文章をまとめているとまるでタイムマシンに乗ったような気分で旅を追体験できたので、まあ、これはこれでヨシとしたい。

おしまい

谷川岳!ならず

〜この記事の概要〜

雪が降る前にと思い、10月中旬に有給を取って谷川岳登山を計画。2日前までは天気予報も快晴、山岳保険にも加入して、地図やコンパスの使い方も復習して準備バッチリ!しかし予報は外れて当日は曇天。そして登り始める頃には雨も降り出して、30分程度歩いたところで限界を感じてトボトボ撤退…。

その日の写真のアーカイブでございます。。。

 

水上駅にて

谷川岳行きのバスに乗るために水上駅で下車。この時点で濃霧注意報が出ていました。うしろの山に白い霧がモクモクと湧いている。

ロープウェイで天神平駅まで登ってきた。天神尾根コースの開始地点

雨に負けた。本日はここを山頂とする。撤退!

雨は小雨だったのに撤退したのは濡れた木道で滑って転ぶのが怖かったのと、恥ずかしながら装備も甘かったからです。実家に置いたままになっているゴアテックス防水の登山ウェアを持ってきていたら頑張ったと思う。天気予報が晴れだと言っていても、ちゃんと悪天時のことも考えて準備しないとダメだと反省…。

天気微妙で眺望悪くても「天気良くて渋滞するよりは良いさ!」と思ってたけど天気が悪い=気温も低いということで、さらに雨が降ったりすればより寒さは厳しくなります。そこらへんを完全に失念していました。「お〜寒い寒い!転びたくないよぅ!」と心の中で泣き言をいいながら撤退です。

登山口まで戻ってきた。雨の中がんばるぐんまちゃん

せっかくなのでリフトに乗ってみる

展望台より。あちらに見えるのが、谷川岳の山頂らしい

とても良い景色も見れた

ヨボヨボしておりましたが、リフトの終点から少し歩いたところの景色がとても良かったです。リフト乗り場からそう遠くなのに他に人もいなくて、少し降りた場所のせいか何の音もせずシーンとしていて、視界には山と雲ばかり。最高でした。

帰り際に少し風が吹いて雲が流れたら麓の町や山の中に設置された人工物が見えて、なーんだという気持ちになりました。ロープウェイとリフトを乗り継いでここまで来ておいて「なーんだ」は無いだろうという話ですが、そういう自分勝手な気持ちで私は山登りを楽しんでいるんだと思います。

中途半端な時間に帰ったので、くだりのロープウェイは貸し切り

ゲームのセーブポイントのような滝壺が見えた

水上駅の待合室

つるし雛。BIG天狗

 

つるし雛。トラは寅年だからかしら

バスに乗って水上駅まで戻ってきました。とても手の込んだ作りの「つるし雛」がたくさん飾ってありましたよ!地元の有志の方々が制作されたようです。

母の残した着物や娘の頃に着た着物をほぐし

1つ1つの飾りに世の中全ての子供達の健やかな成長と幸せを願い

季節や行事を考えながら、老眼鏡をかけ一針一針楽しく縫いました

との説明書きがありました。なんとも素敵じゃないですか。みなさんも水上駅へ行った際はぜひ待合室へ。

 

そんなこんなで帰ってまいりました。いろいろと反省点の多い山行(未満)となりましたが、得た教訓を大事にして次回に備えようと思います。では!

大岳山に登ってきた

こんにちは。

先週歩いてきた天覧山多峯主山が楽しかったので今度はもう少し高い山から景色を見たいと思い、奥多摩にある大岳山に登ってきました。

今回の行程

今回の行程がこちらです。御岳山ケーブルカーを利用して御岳山駅〜大岳山を往復するルートにしました。赤色のGマークの場所からスタートして、青い線を往復しています。

復路で鍋割山に立ち寄るルートもいいなぁと思ったのですが、奥多摩登山は初挑戦であることと、標高1266mで決して高くはないものの久しぶりの1000m越えの登山ということもあり往復コースにしておきました。

 

御岳山ケーブルカー

電車とバスを乗り継いで、御岳山駅に到着です。行楽シーズンの週末なので覚悟はしていましたが、JR御嶽駅からここまでの道のりは登山客と武蔵御嶽神社の参拝客でなかなかの混雑でした。

 

バッタ

ところでケーブルカーの中にバッタがいましたよ。窓の淵に佇んでいるのが見えますでしょうか。麓の滝本駅から御岳山駅まで、しっかりと無賃乗車していました。

 

開始地点

さあ、歩き始めます。まずは武蔵御嶽神社まで歩きます。

少し紅葉

少しずつ紅葉が始まっていますね〜。

 

鳥居

大きな鳥居をくぐって、10分弱くらい歩くと参道の宿坊街に出ます。

良い店構え

こちらは宿坊街入口のビジターセンターの入り口にあった案内看板。今日行くのは「コース紹介」左上の「大岳山コース」です。それと左側の黒板ボードに書かれた花の紹介がかなり好きな感じでした。山小屋によくあるような手作りっぽい案内が好きです。

ビジターセンター

坂!

で、この宿坊街から神社までの道のりがキツイ!しっかり舗装されているのですが、とにかく急な坂道が続きます。↑の2枚目の写真は帰りに撮ったものなのですが、この勾配伝わりますでしょうか。登山道はまだ先ですが、すでに登山が始まっている感覚です。

 

武蔵御嶽神社

そして神社の境内を通過して…

登山開始

いよいよ登山道に突入です。

BIG杉

少し歩くと大きな杉の木がありました。写真が切れていますが、太さだけでなく高さもかなりあります。看板が名木No.9と言っているので、少なくとも他に8本の名木があるのですね。

横に伸びる木の下をくぐります。木漏れ日のある程よい日陰で歩きやすいです。

 

トイレ

奥の院口にあるトイレです。便所という名乗りに失礼ながら警戒したのですが、思いがけず綺麗なトイレでした。それにふさわしい妙に神々しい写真が撮れましたので載せておきます。

 

そのトイレの目の前にある案内板にクマ注意のお知らせがありました。日付を見ると9/4とのことで、そこそこ最近です。出会いませんように!

 

いが栗

道中ずっと毬栗がたくさん落ちていて、毬栗の絨毯みたいになっている所もありましたよ。栗ごはん作り放題ですね〜。

 

歩き始めて50分程。ここらへんは沢沿いを歩くので水の音に癒されます。一体どこに水が?という写真になっていますが、清流が流れております。

水場

飲めるのかは分からないのですが、水場もあります。冷たくて気持ち良いです。

 

良い道じゃないですか。

両サイドに杉

まっすぐ伸びる杉を突っ切るような道を歩きます。気分はさながら海を割るモーセです。

 

気分よく歩いていたのも束の間、沢沿いを離れると登り道に突入。そのうち全然人とすれ違わなくなりました。

急に人の気配がなくなった

それまでは少なくとも数分に1度は人とすれ違っていので、急に人気がなくなって「もしかして道を間違えている?」と不安がよぎります。前回と同じ展開です。歩いてきた道は明瞭な登山道にしか見えなかったけれど、そう思い込んでいただけなのか。。

道に他の登山者の足跡がついていないか目を凝らすのですが、

足跡?

目に入ったのがこの足跡でした。さっきのクマ注意の張り紙のこともあり、一瞬クマが脳裏を過ぎりましたがさすがにこんなスタンプみたいな足跡じゃないことはわかります。そういうデザインの靴の跡?

 

こんな時こそ登山アプリの出番!と思いGPSで確認したところ、少し登山道からズレたところに現在位置が表示されていました。が、それはスマホGPSの精度の問題だったようで、結論としては道は合っていました。単に人が全然いないタイミングだっただけのようです。

家に帰ってからアプリで行程を見返してみると他の場所でもGPSの微妙なズレがありました。登山アプリはすごく便利ですが、まるっきり頼ってしまってはダメですね。

 

芥場(あくば)峠の分岐

看板

歩き始めて1時間10分ほど。芥場峠を過ぎたあたりに看板がありました。どういうわけか滑落事故多発の文字を見ても「ほぉ〜ん」と他人事の気分で歩き続けますが…

岩場、鎖場

岩の間を通る

岩場、鎖場が思った以上に多い!完全に予習不足であり、これは反省すべき点です。

鎖のついた岩場はこの先山頂まで繰り返し現れます。しかも隣は急な斜面だったりするので、もし滑って転んだりしたら大変なことになりかねません。雨の後なんかは本当に気を付ける必要があると思います。滑落事故多発の文字は脅しではないことを理解して、慎重に進みます。

 

そんな道を20分ほど進み、大嶽神社の本宮に到着。

大嶽神社の本宮

鳥居をくぐって山頂へ

大岳山の麓には大嶽神社の里宮があり、山頂の手前にあるこちらは本宮となります。よく分からないままググって得た知識をそのまま書きました。本店と支店みたいなことだと思います。

 

大嶽神社はオオカミ信仰の神社らしく、狛犬ならぬ狛狼が鎮座しております。そんな情報も後から検索して知ったので見物しそびれたのですが、上の写真をアップにしたら写っていました、狛狼。なかなか独特で可愛らしいフォルムをしているのでぜひググってきれいな画像を見てみてください。

狛犬ならぬ狛狼

 

この神社から山頂までは高低差だけで言えば100m程度です。しかしながら山頂直前は更に岩場の連続なうえに、お昼前という時間帯もあってかすれ違う人も多いです。道も広いとは言えず、「お先どうぞ」なんて先を譲ってもらうと休んでもいられなくて気合を入れて汗だくになりながら登り続けました。写真を撮る余裕なんぞ皆無でしたので、帰りに撮った写真を載せます。

山頂手前の岩場

どの岩場も結構な角度があり、ぐいっ!と登る感じです。足を置く場所を探りつつ、岩に尻と手をつきながら這い蹲って登っていきます。不格好ですが、なりふり構っていられません。

 

そんなこんなで登り切った岩場の先には!

大岳山の山頂

山頂でございます。出発からちょうど2時間程でした。天気が良くて富士山もよく見えます。風に揺れてるススキの上をトンボがたくさん飛んでいて秋らしさを感じました。

山の稜線がきれ〜い

時間はちょうど昼前で、山頂ではたくさんの登山客がお昼ご飯を食べていました。お互いを労いながら食事しているグループも、ガスバーナーでラーメンを作っているソロ登山者も、みんな良い雰囲気です。山でこういう穏やかな光景に出会うと心が和む一方で、思い出を楽しいものにするためにも安全に下山できるまで気は抜けないなと感じます。

ベンチ代わりになりそうな丁度良い倒木があったので私も腰を下ろして、今朝こしらえてきた特製バクダンおにぎりを食べました。エネルギー特化の見た目度外視おにぎりなので写真はございません。

 

腹ごしらえをしてゆっくり山頂の景色を楽しんだら、スタート地点に向かってピストン開始です。登りと同様、へっぴり腰になりながら岩場を降ります。

無人販売

大嶽神社の目の前にある大岳山荘(写真奥の屋根)は既に閉鎖されていますが、飲み物やスナックの無尽販売をしていました。ベンチとテーブルもあるのでゆっくりできそうです。

 

大岳山荘の奥に開けた場所があったので寄り道してみました。ヘリポートのようです。その奥に良い景色が広がっているじゃありませんか。

ヘリポート

ヘリポートからの眺め

山頂のようにススキが茂っておらず、視界を遮るものがないので眺めが抜群です。小屋が稼働していた頃はこの景色を楽しみながら泊まれたのですね。

 

行きと同じく芥場峠を過ぎたあたりで他の登山客を見なくなったのでバクダンおにぎり(2個目)を頬張りながら歩いていたら「ザッザッ!」という音が背後から近づいてきて、あっという間にトレイルランニング中の人たちに追い抜かれました。追い越しながら「こんにちは〜」と挨拶をされたのに、口いっぱいのおにぎりが邪魔をしてペコリを頭を下げることしかできません。どの山に行ってもトレイルランニングをしている人たちを見ますが、ただ歩くだけでも転ばぬよう道に迷わぬよう必死な自分からすると「嘘だろ〜!?」という感じです。山を走るなんて、相当な体力と技術がないとできないはずです。

 

思ったよりも早い時間に山頂を出発できたのと岩場で足がしっかり疲れていたこともあり、復路はたくさんの人に追い越してもらいながら景色を楽しみつつのんびり歩きました。

武蔵御嶽神社まで戻ってくると、階段の上から麓の街がよく見えました。登りでは気付かなかったです。

武蔵御嶽神社の階段から。奥の方に街が見える

ゴール!

 

神社を出て宿坊街を通り抜け、山頂から2時間20分でスタート地点に戻ってきました!

ケーブルカーで麓に戻る前に少し休憩。疲れた体にソフトクリームが染みます。御岳山駅の横の広場からの景色もきれいです。

ソフトクリームは最高!

往復タイムは4時間20分、歩いた距離は9.8km。距離も時間も前回の3倍と大幅アップでしたが、楽しい山行でした。その後2日間は筋肉痛でバッキバキの体で過ごしました。

 

おまけ

乗車記念

ICカードの利用で貰えるケーブルカーの乗車記念の写真が、それはないだろっていうスピード感で良かったです(左)。おしまい!

天覧山と多峯主山を歩いた

久しぶりに山登りしたいな〜と思いつつ台風だなんだで晴れない日が続いて諦めていたのですが、連休最終日でやっと晴れたので飯能の天覧山と多峯主(とうのす)山を縦走してきました。縦走なんて言うとかっこいいのですが、どちらも300m以下の低き山なのでハイキングのようなものです。なにせ気付けば山登りも3年ぶりなので、まずは優しい山で登山靴を慣らそうじゃないかというかという狙いです。

行程

天覧山の登山口からスタートして、多峯主山の登山口をゴールにします。

 

今日は久しぶりに晴れている休日なので、お昼頃には山頂付近は芋洗いなんじゃないかと怯えて少し早めの時間に家を出ました。

そして西武線に乗って飯能駅までやって来まして、25分くらい歩いて登山口に到着。

登山口

上りはじめは舗装された道。昨日までの雨で空気がしっとりしていて気持ち良いです。

しばらく登ると「岩場がある方← →岩場がない方」みたいな分岐があり、岩場の方が面白そう!とは思ったのですが面白そうということは人が多いかもしれないと思い、ない方を選びました。

岩場がない方の道を歩く

そして登山開始15分程度でアッサリと天覧山の山頂に到着。

天覧山

山頂の様子

山頂にはすでに結構人がいました。

みんな同じ方向にカメラを向けていたので富士山とかが見えていたのかもしれませんが、人が多いぜ〜ということで、ささっと切り上げて多峯主山を目指します。

緑が濃い

緑がワサッとしていて良い感じの道を進みます。

開けた場所

昨日までの雨でぬかるんだ土のうえを慎重に下っていくと、開けた場所に出ました。こりゃ気持ちが良い道だと思って歩いていたら、

はい。。。

 

開けた道が終わると、ふたたび森林ゾーンです。木漏れ日が良い感じでした。

どんぐり

紅葉はまだまだ先かと思いますが、青いドングリや毬栗が落ちていて秋を感じました。

 

鎖場

頂上付近になると、一気にグイッと登ります。低き山…等と舐めたことを言っていましたが普段の運動不足が祟ってか、オエッ…となりながらどうにか登ります。最後の分岐に「鎖場なし← →鎖場あり」がありましたが、なしを選んでヨチヨチ歩かせてもらいました。まあ、ほんの数メートル先で合流する道なのですが。

 

多峯主山

そんなこんなで多峯主山の山頂です。天覧山の山頂から35分くらいでした。

遠くに新宿のビル群が

こちらの山頂には天覧山ほど人はおらず、ベンチに座ってゆっくりできました。飯能の市街地の奥、遠くに見えるのは新宿のビル群やスカイツリーらしいです。眺望が良いです。

山々も見える

ということは、反対側から見えるのは秩父の山々でしょうか。秩父の山も久しぶりに行きたいなあ。

 

さあ!登ったらあとは下りますよ。

彼岸花

 

道に彼岸花が咲いていました。この辺りには一面に咲き乱れる彼岸花で有名な巾着田という場所があるとネットで見ましたよ。今日はそこには行きませんが道端で彼岸花を拝めたのはなんとなくラッキーな気分です。縁起とかは、さておき。。。  

 

雨乞池が見えた

山頂から少し降りたあたりに雨乞池という池があります。写真の真ん中らへんに見えているやつです。

 

池の近くまで来ました。

雨乞池

山頂付近にあるにも関わらず水が枯れることのない池ということで、その名の通り雨乞の場所として有名らしいです。池には雨の神が祀られていて、池の水を濁らせると雨が降る、鼻をつまんだまま息を止めて7周すると龍が現れる(!?)、等いろいろ伝説があるらしいです。

 

伝説の池を通過して多峯主山の登山口方面に下山します。

空が青い

これから森の中に潜っていくから、この高さの景色は見納めかしらと思って1枚撮っておきました。

くだっていく

天覧山登山口から雨乞池まではチラホラ人とすれ違っていたのですが、ここで人の気配がなくなりました。

静かな山

歩けど歩けど1人。人が多いのは避けたいくせに、ずっと1人だとそれはそれで不安になってきます。私は地図読みが苦手なうえに勘も悪く、今日も駅から登山口までの間に1度道を間違えています。google mapを見ていたのに。まさか、こんな子供が遠足で登ってそうな山で道迷いか。。。

不安になってインストールしたてホヤホヤのYAMAPを開いて、「その道で合っているぞ」と教えてもらって一安心。こういう登山アプリって初めて使ったのですが、すごく便利です。

道が小さい沢みたいになっている

市街地が近づくにつれて道の水捌けが悪くなって、小さい沢みたいになってきました。ところどころに大きな蜘蛛の巣もあって、体の前でタオルを八の字に旋回させながら歩きます。

落枝

この注意書きがたくさん貼ってあったのですが、倒木はまずとして「落枝」ってなんて読むのでしょうか。おちえだ?おちえだ…おちえだしゅんすけ…

登山口に到着

くだらないことを考えているうちに登山口に到着しました。山頂から1.4km、およそ40分の道のりでした。ちなみに落枝は「らくし」を読むそうです。道のぬかるみは登山口終点にある用水路まで続いていました。

 

歩道を歩いて天覧山登山口方面まで戻って、麓にある「OH!!! ~発酵、健康、食の魔法!!!~」というなんかすごい名前のお店でパンを買って食べました。おしゃれな地域物産店という感じです。

OH!!! ~発酵、健康、食の魔法!!!~ のテラス席

ちなみに食べたパンは「牛ホホ赤ワイン煮デニッシュ」という天然酵母のパンです。どうも天然酵母のパンは私の舌には合わないようで苦手意識があったのですが、〜2日間煮込んだ牛ホホ肉がたっぷり詰まってます〜というような謳い文句に惹かれてつい買ってしまいました。そしておいしかったです。味がしっかりした具が入っていたからなのか、天然酵母パン独特のあの感じ(?)がありませんでした。たっぷり入ってるお肉も、柔らかく煮込まれていておいしかったです。肝心のパンの写真は、まあ撮らなくて良いかと素早く胃に収めてしまったのでありません。。

 

腹を満たしたところで駅まで戻って、ササ〜っと帰宅しました。帰宅してから泥がついた登山靴を洗う感覚も久しぶりだと楽しいです。次はどこの山に行こうかな〜。

タンタンに会いに王子動物園へ

神戸市立王子動物園の人気者であるパンダスター・タンタンをご存知でしょうか。丸い顔に短い手脚が特徴的なおばあちゃんパンダです。ゆったりと動く優雅な所作から「神戸のお嬢様」という素敵な異名も持ち、たくさんの人から愛されています。私もまたそんなタンタンの虜となっている人間の1人で、王子動物園の公式Twitterが発信しているタンタン情報に日々癒されております。しかし遠方に住んでいることもあり、なかなか現地に赴くことはできずにいました。

そんな中でコロナ渦、そしてタンタンの心臓疾患が見つかり、一時は公開中止に。しかし先月から再び一般公開が再開し、コロナも落ち着いていた(この旅行の予約時のことです)ので久しぶりに王子動物園へ行くことにしました。

しかしご存知のように年明けからコロナの雲行きがまた怪しくなってきてしまいました。迷いましたがチャンスは常にあるものではないので、できる限りの感染対策をしつつ出かけてきました。その記録です。

 

 

まずはえっちらおっちらと神戸の街へとやってまいりました。

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ジャンカラを見ると自分がいま近畿地方にいることを実感する

 

阪急電車に乗り込み、王子公園駅で下車します。実は一昨年にも一度タンタンさんに会いに来たことがあるので、道のりはバッチリです。

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阪急の車両って上品で素敵よね〜

 

王子公園駅ではたくさんのパンダが出迎えてくれます。そんなところにもパンダスター・タンタンそして今は天国にいる相棒コウコウの偉大さを感じます。ちなみに「✨パンダスター」という呼び名は昨年行われたオンラインイベント「タンタンを語る会」で中国領事館の方が使っていて気に入ったので私も真似しています。

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ホームにパンダ

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階段にもパンダ

 

パンダの「尻尾」はイラストでは黒色で描かれることも多いですが、実際は白色です。しかしこちらの真ん中のイラスト。

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尻尾が黒い

「あれ、大きい方のパンダの尻尾が黒いぞ」と思い撮影したのですが、よく見てみるとこのパンダ自身も自分の尻尾が黒いことが気になっている様子です。ハハーン。一見塗り間違えていると見せかけての「パンダの尻尾は白ですよ」という皮肉を込めた風刺イラストだとみました。それとも、単に泥遊びでもして尻尾が黒くなってしまったのでしょうか。真相は謎のまま…。

 

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改札でも熱い歓迎

パンダたちに歓迎されながら改札を出て直進すると、さらにパンダが案内してくれます。

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物言わぬとも分かります。この先にはきっと…

 

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王子動物園の入り口

王子動物園です!開園の15分ほど前に到着したのですが、すでに列が出来ていました。

開園の5分前になると券売機とチケット売り場が開きます。

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チケット


さっそく購入。前回のチケットはコアラの写真だったような?今日はキリンたちでした。ランダムなのでしょうか。それにしても入場料600円はかなりお安いと思います。

 

そして開園時間の9時になりました!

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すてきな石像

 

入場して早速タンタンがいるパンダ館…へは行きません。現在タンタンの体調を考慮して、パンダ館の観覧時間は11時〜13時の2時間に設定されています。王子動物園にはタンタン以外にも素敵なアニマルたちがたくさんいらっしゃるので、順番に見ていきましょう。

 

ふれあい広場では羊たちがお食事中でした。おいしそうに草を食んでいます。

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お食事中

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気づかれました

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ヒルな笑みをいただきました。

 

そしてTwitterでも人気のガチョウのガッチャン。今日もコブが立派です。

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ガッチャン

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スズメも朝食?

ヤギの部屋の水飲み場で、スズメが何かつついてましたよ。ヤギと同じ格好になっていて可愛らしかったです。

 

賑やかだったバードたちの部屋。コールダック、アヒル、ガチョウ等さまざまな鳥が集まっています。手前のフッサフサは烏骨鶏

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鳥たち

 

王子動物園内には趣深い手作りの案内板や豆知識パネルが設置してあり、それを読むのも楽しみのひとつです。とても魅力的なのでいくつか紹介します。

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へぇ〜!草しか食べない動物のうんちはくさくないんだ!

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そうでもないらしい。

 

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おなかをこわしちゃうよ…

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はいられへんで〜

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こわれるで〜

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ひっぱるで〜

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狙われています。

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あったか〜い部屋からの手紙

わかばとキャサリンにも是非お会いしたいと思っていたので残念でしたが、また次のチャンスに期待です。

 

そういえばふれあい広場には、あの人気者もいましたよ。

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PUI

 

ここからは駆け足でご紹介していきましょう。

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目線をいただきました

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レッサーパンダ

レッサーパンダはずっと元気に駆け回っていました。

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手脚が太いのがキュートです

 

少し奥まった場所にあるエゾヒグマの観覧エリアには自分以外に人がいなくて、なんとなく緊張感がありました。

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逆光がかっこいいエゾヒグマ

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太陽に照らされた毛並みがきれい

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ちらり

とにかく体が大きいので迫力がありますが、こうしてじっくり顔を見ると優しげなおじいちゃんのように見えます。

 

 

目だけを水面から覗かせるワニ。

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ワニ

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上からワニ

上から見るとサンショウウオっぽいフォルム。

 

イグアナの肌の質感、どんなものなのか気になります。

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イグアナ

 

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キリンに見守られる二宮金次郎

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草食べシマウマ

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スズメが集まってアニメのワンシーンみたいだったバンビ

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アンニュイなワラビー

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気持ちよさそうに眠るカバの「出目男」

 

ざっくりと動物を見終えると、時刻は10時30分。歩き回って少しお腹がすいたので、腹ごしらえをしてパンダ館へ向かうとします。

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パンダ肉まん

以前はレストランがあったのですが閉店してしまったそうで、現在はキッチンカーが園内の数ヶ所で食事の販売を行っています。遊園地ゾーンのキッチンカーでパンダ肉まん(350円)を注文しました。中身がみっちり詰まっていて美味しかったですよ!

さてお腹も満たしたところでいよいよパンダ館へ向かいます。

 

入場開始の11時まではまだ少し時間がありますが、パンダ館に到着するとすでに長蛇の列でした。外の展示室の前にジグザグに列が作られているので、その最後尾につきます。パンダ館の展示室は屋外、屋内に別れていますが現在はタンタンさんの体調管理のために屋内のみ使用されているそうです。

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外の運動場。今はタンタンは屋内にいます。

 

1周目

列は長いですが、11時になるとスタッフの方の誘導で列はサクサク進みます。

そして建物の中に入ると、いよいよ…

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…!

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タンタンだ!

タンタンです!寝台の上でお休み中のようです。お尻を向けて顔を隠して眠っていようと、タンタンの魅力は隠しきれません。

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頭が寝台の手すりにめり込んでますよ。ちんまりと伸びる脚がなんとも可愛らしいです。

 

基本的にパンダ館の中では立ち止まることはできないので、列が進む流れに乗りながら撮影することになります。自分の目でもタンタンを見たいし、写真も撮りたいし、てんやわんやです。

 

2周目

さてパンダ館を出たら並び直して2週目に突入します。今日は11時〜13時までの2時間で可能な限りループし続けると決めていました。私の戦いは今はじまったばかりです。

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タンタンさん、先ほどと全く変わらぬ姿でお休みになられています!土曜日の朝の正しい過ごし方です。

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かわいい

やはりこの寝相、かわいいです。

 

3周目

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眠っています。良い夢を見ているといいですね。

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かわいい

首の後ろのお肉が少し波打っていて可愛いです。

 

4周目

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お顔がちらり

寝ています。ここで少し別の角度から撮った写真をどうぞ。チラリと見えたお顔が大変愛らしいですね。

 

 

5周目

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cute

眠り姫です。

 

 

6周目

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おや?

相変わらずお休みになられていますが、寝相が変わっています!!ちょこんと揃えられた後ろ足がたまりません。

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お顔が!

キャー!可愛いお顔が見えていますよ!

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気持ちよさそうに眠っています。

 

7周目

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かわいいお尻を向けて引き続きお休み中のタンタンさん。

 

8周目

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しっぽ

モフリシャスな尻尾がたまりませんね。

 

9周目

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少しだけ寝相が変わって、おててが見えています!

 

 

さてここまで9回パンダ館をループしていますが、パンダ館には列待ち中のお客さんを退屈させない素敵な展示がたくさんあります。

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ジャイアントパンダの解説

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クイズは子ども達が一生懸命答えていました

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素敵なイラストが描かれた段ボール

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日直がタンタン!神戸では「日番」というのですね

すべては写真に収め切れていないのですが、他にも写真やタンタンファンのメッセージ、タンタンを描いた絵画の展示等もあり、パンダおよびタンタン愛溢れる空間です。

 

 

10周目

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zzz

エコーを取るための毛剃りの跡を見るとタンタンや周囲の人達の頑張りを感じます。タンタンさん引き続きお眠り中です。

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あれ!脚が動いた!

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大あくび!

そして大あくびです!そしてそのまま手をぺろぺろ!写真には撮れませんでしたが、タンタンさんの舌ペロを見せていただけるだなんて感激です!

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なんだか表情もリラックスして楽しげに見えます。

 

11周目

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お目覚めのようですが、引き続きリラックスモードのタンタンさん。ふたたび舌をペロッと見せてくれました!

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そしてそのまま片足を上げて、カイカイのポーズ。「大熊猫」の「猫」を感じます。

短いあんよを持ち上げて可愛いな〜とデレデレしていたら、

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くるり

あら、体を回転しましたよ。

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そして体を持ち上げて…

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動き出しました!

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タンタンさん完全起床です!

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バーに手をかけます。丸い。

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座った

そしてお座りです。きっと左側からは、まるでおにぎりのようなタンタンの後ろ姿が見えているはずです。

 

12周目

屋内展示室へ入ったのですが、タンタンさんが見当たりません。あれ?と思っていると

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背中で語る

奥の部屋に移動されていました!細長おにぎりな後ろ姿です。

 

 

13周目

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ボケボケな写真ですが、ぺったりと座っているのがわかります。

 

14周目

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移動中でした。頭隠してお腹隠さず。この情報量だけでも可愛いんだから仕方ありません。

 

ちなみにタンタンが完全に死角に入っても、展示場の奥にあるモニターで様子を見ることができます。

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なんて可愛いお座り姿なのだろう

 

15周目

タンタン奥のお部屋に入っちゃったかな〜?と思いながらの15周目。屋内展示ゾーンに入ると、

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あれ、タンタンさんの顔が見えますよ。

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まさか…

あれは、まさか…

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タイヤに乗ってお食事中のタンタンです!!タンタンといえばタイヤに乗ったこのスタイルでお食事をするのが定番です。前回王子動物園へ来た際はお外の寝台でお食事されていたので、タイヤ乗りスタイルのタンタンさんのお食事を拝むのは初めてです!もぐもぐと咀嚼する姿、眼福でございます。

 

16周目

タイヤでお食事タンタンを見れた興奮が冷めないままの16周目です。観覧時間終了の13時が迫っているので、これが本日最後のターンになります。屋内展示場に入ると…

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角度を変えて引き続きお食事中です!手前に並んでいる方が動画を撮っていて、それだ!!と思い動画撮影に切り替えました。そのキャプチャーをどうぞ。

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両手で笹を大事そうに抱えて食べています。食欲があるのは素晴らしいことです。

 

大好きなタイヤお食事タンタンを生で見ることができたところで13時になりました。タイムアップです。パンダ館をループすると短い上り坂と下り坂を回り続けることになるので、さすがに脚が疲れてきました。

動物園を後にしてご飯を食べに行きます。

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動物園を出た場所にあるナイスな道路標識

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天丼セット

歩き疲れたのでガッツリ天丼セットにしました。

そういえば動物園で「おや、この人たち…ジャニオタと見た!」と私のジャニオタレーダーが反応を示した人たちが丸山くんのぬいぐるみを取り出して動物と撮影しはじめて、自分の妙な嗅覚の鋭さに感心しました。ちょうどこの日は関ジャニ∞のライブが神戸であったらしく、お昼を食べたお店の中にもジャニオタがチラホラいるようでした。フフン…と妙な連帯意識を(勝手に)感じつつ食事を済ませます。

 

王子動物園へ行くという最大のミッションはクリアしたので、あとはホテルのチェックインまでカフェに入る等して適当に過ごしました。

 

 

眠って起きて、翌朝です。朝ごはんはホテルの近くのパン屋さんで調達しました。おいしかったです。旅先のホテルで身支度をしながらシューイチを見ている時、旅を感じます。

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朝ごはん

 

はい、王子動物園2日目です。

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コアラの石像がすてき

昨日疲れてとりこぼしていた資料館を見に行きます。もちろん、帰る前にタンタンさんへのご挨拶もしますよ。

 

チケットは今日もキリンのお写真でした。偶然なのか、今はキリンの時期なのか、1人なので確かめようもなく謎のままです。そして余談ですが、この券売機で人生初めてのペイペイでの支払いをしました。QRコードで支払うのは便利なだけでなく、なぜか財布が痛んでいないような気になって、なかなか良いです。

 

そういえば、資料館へ行く前にご紹介したいのが王子動物園内にあるこの遊園地!

画像

ロ、ロボコン!!平成初期生まれの私でもギリ知ってるかなレベルに懐かしいキャラクターではないですか。そんなロボコンが現役で活躍しているレトロな遊園地です。

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ロボコン

おそらくロボコンが何者なのかは分かっていないであろう子ども達がここで記念撮影をしていて、ほのぼのした気持ちになりました。

肝心な遊具の撮影をおろそかにしてしまっていたのですが、ゆるかわいい看板たちは写真に収めてきたのでシェアします。

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アンパンマンやマリオが描かれています

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あの乗り物は、あっちにあるよ!と教えてくれます

 

遊園地の他にも、園内には兵馬俑がいたりします。

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兵馬俑

兵馬俑っぽいのもいます。

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兵馬俑っぽく並んでいる

 

さて資料館です。

館内にはペンギンたちを見ながらお食事を楽しめる休憩スペースもあります。

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ペンギンを見ながら優雅なランチも可能

資料館は見応えたっぷりで大変たのしかったです。動物の豆知識から巨大な骨格模型、レストラン風に動物たちのお食事を紹介するブース、子どもが喜びそうな巨大トイレを模した展示など盛り沢山です。

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アニマルレストランと称して、おしゃれにご飯を展示

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動物のフンから生態を学べる巨大便器

 

館内の展示は基本的にゴリラが案内してくれます。

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ゴリラの案内人

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アクティブに案内

デフォルメされたゴリラは愛嬌があります。

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時には顔芸も

 

そしてタンタン&コウコウの特設コーナーもチェックしました。タンタン&コウコウが歩んできた歴史や、来園者からのタンタンへの愛あふれるメッセージや写真等、じっくり見ることができて良かったです。

 

 

さてそろそろ11時、パンダ館がオープンする時間です!昨日のような無限ループはしませんが、タンタンさんに軽くご挨拶してから帰ろうと思います。この日は日曜日ということもあり昨日よりも長い列ができていました。最後尾について11時を待ちます。

そして…

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昨日ぶりのタンタンです!今日も寝台でお休み中です。背中のお肉が思わず触ってみたくなるような質感です。

 

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ごろり

ころっと上向きに転がってくれました。キャー!なんとキュートなのでしょう!

 

2周目です。

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先ほどと同じポジションでリラックス中です。

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タレパンダ…というよりも溶けパンダという感じです。

 

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タンタン大好き!

脚が限界を迎えたので、これにておいとますることにします。タンタンありがとうね!おじゃましました!

 

王子動物園を後にして、そのまま新幹線でビューっと帰宅しました。帰り際に、少しですが記念品も買いましたよ。

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おみやげ

王子動物園70周年デザインの缶バッジと、タンタンのマグネットです。この70周年デザインは王子動物園の公式Twitterのアイコンにも使用されていますね。園内のいたるところに同様のデザインのステッカーが貼ってあって、このステッカー欲しいな〜と思っていたら缶バッジが売っていたので即買いです。すごく嬉しいです。タンタンのマグネットも早速家に飾って満足です。

 

久しぶりの王子動物園でしたが、タンタンを堪能できただけでなく王子動物園自体の魅力もたくさん知れて、良い旅となりました。タンタンの毎日の健康と幸せを祈りつつ、また会いに行ける日を楽しみにしています。

 

 

おしまい。

長沙の夏休み日記 その3(終)

7日目 火鍋と喧嘩

家主たちと同じように私も昼前までグースカ。夜型人間なのでありがたいです。

今日のブランチはAちゃんがトマト卵炒めと青菜炒めを作ってくれました。これがまた絶品でした。何作っても美味しいんだからもう。フランベするみたいに火をブワーーーっとしながら作る様子を見て、中華は火力が命というのを感じます。

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美味しさが伝わりづらい写真

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火力がすごい

 

日中はゆっくり過ごしました。昼寝をしたら今井翼のコンサートに間に合わなくて焦る夢を見ました。なぜ?

 

夕方になり、Aちゃん&Cくんと火鍋を食べに出かけます。Bくんは相変わらず部屋で寝てます。

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長沙の繁華街は今日も賑やか

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おいしい火鍋とCくん

食べログ的なサイトで高評価のお店へ行ったのですが、口コミ通りとっても美味しかったです。苦手な羊肉もそれなりに食べることができました。飲み物は乳飲料のようなものを頼んだのですが、辛い火鍋と意外と合いますね〜。


帰り道、Aちゃんが「Bくんの夜ご飯をテイクアウトしてくる」とお店に入っていったので、店の外でCくんと雑談してしばし待ちます。話の流れで「AちゃんとBくん今回はなんで喧嘩したの?」と聞くと「分からないけど心配しなくて大丈夫だよ」と返されました。

回数が多すぎて日記に書くのは省略していたのですがA&Bはしょっちゅう喧嘩をします。よくあるパターンは食事中、たったさっきまで普通に話していたのにいつの間にかバチバチモードに入っていて、気付いたら喧嘩が始まっています。ワーワー騒ぐだけで終わることもありますが、大抵の場合Bくんが「知らん!俺は部屋に戻るぞ!」とへそを曲げて部屋に引きこもります(だからBくんはだいたい部屋にいる)。

Aちゃんはフン!と言いながらもBくんのことを気にかけているようで、こうしてお腹を空かせているであろうBくんに夜ご飯を買って帰ってあげたりするわけです。そんな風にしょっちゅう喧嘩してすぐ仲直りを繰り返しているから「夫婦みたいだね、もう結婚しちゃいなよ!」等と周囲からよく言われるそうですが、あくまでビジネスパートナーとのこと。喧嘩は大変そうですが、まあうまくやっているようです。

 

民宿に戻ると、「○○(私)が仕事用に持ってきているパソコンで民宿で使うメニュー表を作ることはできるか?」と頼まれたので制作に取り掛かりました。こんな感じでどうだろうかと作ったものを見せていると経営者としてチェックすべくBくんもやってきて、そこでやっとゆっくり話すことができました。気難しいところもあるけれど話してみると意外と笑顔を見せてくれます。とにかく初日ぶりにまともに話せて良かったです。

 

 

8日目 カラオケ

今日も今日とてお昼前に起きて、ブランチです。珍しくBくんも含めた4人で湖南(長沙)料理を食べにいきました。湖南料理といえば一説では四川料理以上の辛さを誇るとも言われている激辛料理です。辛い料理は結構好きなのでワクワクしながらお店へ向かいます。

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湖南料理

唐辛子の輪切りやソースがトッピングされたビジュアル通り、しっかり辛さがあります。それと同じくらいしょっぱさと酸っぱさも感じられて、なかなか濃い目の味付けです。調べたところによると一緒に白米を食べることを前提としての濃い目の味付けのようです。なるほど。

 

午後はまたも1人でスタバへ。チョコマフィンを食べました。本当に食べたものの話ばかりで、なんだかすみません。

 

 

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メインはゴーヤのスープ

夜ご飯は今日もAちゃんが作ってくれました。右側の鍋の中身はゴーヤのスープで、これがとっても美味しかったです。ゴーヤってこういう食べ方もあるんだなあ。

ところでAちゃんはいつも大量の料理を手際よく作りますが、いかんせん量が多いので食べきれないことも多々あります。そんなときAちゃんは「あとで食べる用にとっておこう」とはせずに、全部容赦無く捨てます。納得のいく味・ビジュアルの料理を毎食ちゃんと作って、温かいうちに食べて、美味しかったね!じゃ、次!という感じで次の食事はイチから作ります。

私なんかはつい「もったいない〜!」と思ってしまうのですが、これが食を愛する料理人で美食家のAちゃんのスタイルなのだろうな〜とも思います。そもそも食事の位置づけ自体が、生活のための食事とは異なるというか。

 

 

夜ご飯も食べて後はゆっくりして…で、今日は終わりません。なんと今夜は4人で夜の街へ繰り出します。タクシーに乗り込んで、向かう先はカラオケです。以前音楽オーディション番組を見ていた時にカラオケの話題になり、私が上海に帰る前に行こう!という話になっていたのです。

 

到着したカラオケ店はキラキラギラギラしていました。以前行った上海のカラオケ店もこんな感じでした。壁や装飾がいちいちゴージャスでキラキラしていて、日本のカラオケチェーンよりも夜の匂いが強いです。

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カラオケの画面に社会主義核心価値観

部屋に入ると、モニターにはDAMチャンネルをご覧のみなさん〜!の映像の代わりに、中国共産党が提唱するスローガン「社会主義核心価値観」が映し出されていました。ぬかりないです。

 

中国語の曲にも挑戦してみたのですがなかなか難しく、今夜は日本語の歌で攻めることにしました。せっかく元赤西&akame担のAちゃんがいるので、KAT-TUN修二と彰赤西仁…と狙いまくりのラインナップを熱唱です。

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青春アミーゴを歌う

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デンモク的なもの。日本の歌もけっこう網羅されている


他にも中国でもドラえもん映画は人気なので、秦基博ひまわりの約束なんかは皆んな知っていてなかなか盛り上がりました。ちなみに邦楽の映像や音源はMVや歌番組から勝手に引っ張ってきているものが多く、めちゃくちゃ非公式です。

 

Aちゃんは歌がとても上手で英語の曲も見事に歌い上げるのでつい聴き入ってしまいます。

CくんがKiroroの「未来へ」の中国語verを入れていたのですが、タイトルが「后来(読み:ホウライ/意味:それから)」になっていて、サビの「ほ〜ぉら〜」と掛かっているのがウマイ!と思いました。そして以前上海で行ったカラオケでも思ったのですが、中国人とカラオケに行くと若い人でもアゲアゲな曲よりは少ししんみりした歌謡曲的な曲を歌いがちな気がします。

 

Bくんは歌わずに聴く専という感じです。途中から部屋に置いてあるサイコロを使ったゲームをレクチャーしてもらいました。吹牛(チュイニュー)というサイコロの目を当てるゲームで、細かいルールはもう忘れてしまったのですが面白かったです。中国のカラオケではポピュラーな飲み会ゲームらしいです。

 

そんな感じでカラオケを楽しんでいたのですが、私が歌っているタイミングで突然Aちゃんが泣き出しました。何か辛いことでもあったのか、それともこの曲で何か思い出すことでもあったのか。とにかく涙が止まらないようでCくんだけでなく普段ぶっきらぼうなBくんまで大丈夫かと心配しています。私もティッシュを差し出したのですが「大丈夫だから気にせず歌って」と言われてしまい、それならば…とケアはB&Cくんに任せて引き続き赤西くんのムラサキを歌い続けました。歌い終わる頃にはケロっと元気になっていたのでそれ以上の心配はしませんでしたが、いつも喧嘩ばっかりなBくんもこういう時は心配してあげたり、優しいとこあるジャン!ナイスコンビ!等と余計なことを考えました。

 

そうこうしているうちに朝になっていました。

突然ですが、いつだったか民宿で食事中にAちゃんが流していたこの曲が好きです。パーティーが終わってしまって、寂しくてソワソワする感覚がスッと入ってきます。我々も帰る時間です。

www.youtube.com

薄明るくなった街をタクシーの中からボケ〜っと眺めます。夜通し遊ぶだなんて、本当に何年ぶりだっただろうか…。

 

 

9日目 近隣住民に気づかれるな!ドキドキゴミ回収

日記を読んでくださっている皆様は「こいつ、いつまで長沙にいる気だ」とお思いかもしれませんが、安心してください。明日帰ります。最初は3日程度で帰るつもりだったので「え!まだ帰らないでよ!」「もっと居れるでしょ!?」と言われると、つい「ではもう少し…」と甘え続けてしまい…。

でも帰国の準備もあるので、そろそろ上海に帰らねばなりません。

 

というわけで長沙で遊べる最終日。Aちゃんがお皿を買いに雑貨屋さんへ行きたいと言うのでお供しました。

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雑貨屋さん「下午好室」

店内の写真はないのですが、落ち着いた雰囲気の雑貨屋さんです。前回の記事に登場したカフェ「離島」に近いテイストで、こちらの店主も日本好きだそうで日本語が話せる方でした。素敵な食器やバッグが売っていましたよ〜。

 

雑貨を見たあとはAちゃんイチオシのカフェへ。

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すてきなカフェ

店名は失念してしまったのですが、こちらもおしゃれな内装の素敵なカフェ。長沙には素敵なお店が多いです。

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おしゃれだ

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ケーキもおいしい

おしゃれなものを見て「おしゃれだなあ」しか言えなくて申し訳ないです。窓際の陽が入る席で優雅にお茶を楽しみました。写真に写っているかぼちゃのケーキ、とっても美味しかったです。

 

 

お茶を楽しんだあとは、これまたAちゃんオススメのパン屋さんへ向かいます。

向かう道中「あのパン屋はすごく奇怪だ」と言っていて、どういうことだ?と思っていたら、到着したのはパン屋ではなくビジネスホテル。その中にパン屋があるとのことで「1階のテナントがパン屋なのかな?」と思いきや、1階は普通のフロントとロビー。Aちゃんに連れられて奥にあるエレベーターに乗って5階を押します。そして5階の突き当たりに、そのパン屋はありました。

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普通のビジネスホテル

廊下を進んでいくと…

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パン屋発見

確かにありました。ビジネスホテルの中にひっそりと店を構えるパン屋「仙峰面包」です。

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「仙峰面包」

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店内の様子

一歩中に入ると紛れもないパン屋さんでした。オシャレ。普通のビジネスホテルの中でここだけ異空間で不思議な感じ。

明日列車の中で食べる用にと、Aちゃんが2つも買ってくれました。ありがとう。やや硬めのハード系のパンで食べ応えがありました。

 

 

今夜は最後の晩餐です。またしてもAちゃんが腕を振るってくれて、サムゲタン的なスープとルーローハン。美味しくいただきました。

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最後の晩餐

 

 

最終日の夜ですが、今夜の民宿にはミッションが残されていました。廃材ゴミ回収です。Bくんは今日も寝ているのでAちゃん、Cくん、私の3人で挑みます。

絶賛改装工事中の民宿では日々それなりの量の廃材のゴミが出るので、それらを軒先にまとめて置いて業者にまとめて引き取ってもらうのです。軒先にはすでに畳1畳分くらいのスペースに廃材が積み重ねてあります。

どういうシステムなのか日中ではなく深夜だと格安料金でお願いできるらしく、業者がやってくるのはなんと午前1時。そこで気にしなければいけないのが近隣住民たちです。「その1」で書いた通りこの民宿は彼らから目をつけられており、実は昨日も乗り込まれてBくんと派手にバトったばかりでした。深夜に派手な物音なんか立てた日には更なるヘイトを買うこと必至です。

そして午前1時……回収業者の人達がやってきました!大きな台車と一緒に。そりゃ廃材を持っていくのだから台車は必要なのですが、この地区の路は石畳なので音がすごい。民宿は車が入ってこれない坂道の上にあるので、道路につけてあるトラックまで台車が行き来する度にゴロゴロゴロ〜〜〜と派手な音を立てます。これはご近所にバレたら大惨事だ!!ということで、坂道を登る台車の音が近づいてきたら部屋の灯りを消して「我々はもう寝てますよ~。なんか物音がしても、ウチじゃないですからね~」としらばっくれるスタイルでゴミ回収を見守ることになりました。台車の音が遠ざかったらまた灯りを付けて、近づいたら消して…を繰り返します。

最初はヒヤヒヤしながら息を潜めていたのに、Cくんは半裸で来た回収業者の男性を見て「良い腹筋すぎてヤバい♡」とか言ってはしゃぐし、Aちゃんは「万が一バレたときは○○(私)が外に出て日本語を喋ってあいつらを混乱させろ!」とか言い出すし、途中から「我々は一体何をやっているんだ?」と可笑しくなってしまいました。

そんな風に息を潜めながらワーキャー言っている間に無事にゴミの回収は完了し、長沙滞在最後の夜は無事に過ぎていきました…。

 

 

10日目 じゃあね!とその後

いよいよ上海に帰る日が来ました。荷物を詰めて、そろそろ出発することを告げると「じゃあ、これ持っていって!」とホーローのカップを手渡されました。民宿のロビーに置いてあった年代物の茶器セット中の1つです。私が1つ持ち帰ったらセットに欠員が出てしまうし受け取れないと伝えたのですが、「いいから!古いカップだけど○○(私)のためにしっかり洗っておいたから、これで飲み物飲んでも大丈夫だよ!」とまで言ってもらったので、有り難く受け取ることにしました。

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ホーローカップ

民宿の玄関でAちゃんとCくんが見送ってくれました。Bくんは多分寝てます。

「お世話になりました。またいつかね!再見!」と挨拶すると、Aちゃんが日本語で「じゃね!!✋」と返してくれてニュアンスのズレにちょっとくすっときてしまったのですが、さよなら、またね、とかよりも力強い「じゃあね!!」がAちゃんには似合っているかもしれないな〜と思いました。

 

 

上海に戻ってから数日後、私は日本に帰国。翌8月には民宿も無事にオープンしました。

歴史的な地区にあるおしゃれな民宿として評判も上々だったようですがそれから4ヶ月後、長沙がある湖南省の隣の湖北省武漢から謎の肺炎こと新型コロナウイルスが広まりました。Aちゃんたちの民宿も警察から営業停止の指示が入って家賃だけ払い続ける日々が続き、そのまま数ヶ月で閉業となってしまいました。ほんの数ヶ月の営業では開業に当てたお金は当然回収できておらず、南寧に戻ったAちゃんは元々経営しているレストラン+バイトを掛け持ちして、しばらくの間必死に赤字分の補填に走っていたようです。少しの時間ではありますが民宿開業までの頑張りを見ていた身として、胸がぎゅっとなる悲しみを感じました。

しかし、ここで転んだままでいるAちゃんではありません。少しずつ資金を回収して、なんと南寧に新たなレストランを開業しました。送ってもらったお店の写真を見る限り長沙の民宿と同じようなレトロ風のインテリアの内装で、スタッフとして働くCくんの姿もありました。そして写り込んだ店の看板に刻まれた店名が長沙の民宿と同じ名前なことに気が付いて、逞しさと懐かしさにニヤリとさせられました。

 

Aちゃんから貰ったフタのついたホーローカップは部屋の机の上に大事に飾ってあります。調べたところによると、こういう形状のホーローカップというのは一昔前までは中国の列車旅の必須アイテムで、席を確保したあとはこのカップにお茶を入れて楽しんでいたそうです。これより大きいサイズのものであれば、インスタント麺を作るのに使ったり…。鉄道旅行好きとしては大変心躍る話です。またいつか海外旅行ができる日が来たら、このカップを持って鉄道旅に出て、Aちゃんたちに会いに行けたらな〜と思います。

 

 

おしまい