文章書くのあんまり得意じゃないんですけど、こういうことは多分この先無いだろうなぁと思うので記念に書いてみることにしました。
お時間があったらお付き合いください。
(!)この記事は映画のネタバレを含みます。
まず私について簡単に。
10年選手の20代後半ジャニオタです。
ここ数年はSixTONESの現場によくお邪魔してたのですが、なんやかんやあって今年から中国(上海)に住んでおります。
あ〜あ、しばらく現場はお預けだな~~~。
映画「少年たち」も観に行きたかったな~~~。などと思っていたところ、 こんなニュースが。
マジ????中国で少年たち観れんの???
てかジェシー中国来んの!??
これは思ってもみなかった展開。
でもな~
さすがに北京までは行けないわ~(上海⇄北京はおよそ1300km)
と思っていたのですが、Twitterを眺めていると連日少年たちの感想・考察が溢れていてとっても楽しそう。
ジャニオタとして、このビッグウェーブに乗らなくていいのか?エガオが怖いってなんだ?夢・恋・桜が一体どうしたっていうんだ?
あと気になっていたのがジェシーは映画でも死んでしまうのか問題。少年たち(済)の友達にネタバレを聞いてしまおうとも思ったのですが「それ、本当に私から言っていいのか?」と問われ、考え抜いた結果…
やはりこの目で確かめるしかない。
という結論に至りまして、北京行きを決意しました。
でも映画祭のチケットの買い方なんて知らないよ〜〜!だったのですが、自分なりに色々と調べてアプリ等ダウンロード&weiboの中国スト担が「チケット攻略法」なるわかりやすいまとめを作ってくれていたのでそちらも参考にしつつ準備を進めました。
そして北京国際映画祭公式からアナウンスが出ました。
「少年们(少年たち)のチケットは4/12の12:00に発売開始です」
北京国際映画祭で少年たちは3回上映されましたが、そのうち2回は平日の上映。
わたしが行けるのは土日のみ。となると、4/14(日)の上映しか選択肢はありません。しかもジェシーが登壇するのもこの14日の上映!尚の事ここを狙っていくしかありません。
ていうか初回の上映がチケット発売日の2日後て。直近すぎるだろ!
迎えた決戦の日、4月12日。
チケットは先着順で、日本の映画チケット予約システムと同じように好きな座席をタップして決済画面に進む方式です。
スマホ充電、OK。
Wi-Fi、OK。
机の前で正座して12時を待ちます。
…………12時!!
即アクセスして空いてる座席をタップするも、
「啊呀,这个座位已经被人选了(あいや〜、その席は選択済みですよ〜)」の表示。
めげずに次をタップ!「啊呀,这个座位已经被人选了」
タップ!!!「啊呀,这个座位已经被人选了」
タップ!!「啊呀,这个座位已经被人选了」
…
そんなことを繰り返しているうちにどんどん座席は埋まっていき、ついに満席になってしまいました。
後でネットニュースを読んだら2分で完売したそうで。そりゃ取れない。
中国のジャニオタたちのポテンシャルをナメてたわ…とションボリしつつ、10分ほど経ってから「キャンセル出てたりなんてしないよね~~…(チラッ)」という気持ちで再度アクセスしたところ、
2つだけ空席が!!!!!!
これは!!!!と思い片方をタップするも「啊呀,这个座位(ry」。
ですよね~~~!!!!と思いつつもう1つをタップしたところ、
ついに決済画面に!
ガッツポーズです。
これで北京で「少年たち」を観ることができます。
支付宝(このために登録した)でサクッと決済。中国のスマホ決済システムは本当に便利。
さてチケットは手に入った。次はどうやって北京へ向かうのかです。
初めての北京だしせっかくだから観光も少しはしたい!でも月曜の朝までに上海へ戻らなければならない。土日で効率良く移動するにはどうしたらいいのか。
・飛行機は直近すぎて席も埋まっているし、空港〜市街地までが遠い。
・高速鉄道だと5〜6時間で移動できるが日中の移動になるので時間が勿体無い…
そこで出した結論が以下。
金曜(今日)の夜に夜行列車で上海発→朝に北京着(所要時間13時間)
日曜の夜に同じく夜行列車に乗って、月曜の朝に上海へ戻る
というわけで今夜発の寝台列車の切符をさっそく購入。
お風呂に入って荷物を詰めて、列車で食べるご飯を買い込んで鉄道駅へ向かいます。
中国は基本的にいつでもどこでも混んでいますが、この日は週末ということもあって座席は満員でした。
夜汽車。Night Trainですね。
中国の長距離列車には給湯器がついているのでお湯を自由に使うことができます。ありがたい。
買っておいたカップヌードルを啜ってさっさと布団に入り、同じコンパートメントのおじさん2人のおしゃべりをBGMに眠りにつきました。
翌朝は6時過ぎに目が覚めました。
なんだかよくわかりませんが、映画「少年たち」を見に行く途中の風景です。
そして走ること13時間。
つきました。北京駅です。
思いっきり通行人の顔が写ってしまったのでパンダで隠してます。
人が多いな〜!!あとこの日の北京はとても空気が汚かったです。
少年たちの上映は明日ですが、北京に着いてすぐに会場の「中国电影资料馆艺术影院」へ向ってチケットを発券&会場までの道順も確認しておきました。
心配性なのです。
そして無事手に入れました!少年们のチケット!
その後は動物園でパンダを観たり、天安門広場へ行ったり、映画祭の開幕式をネットで観て士気を高めたりして過ごしました。
パンダは可愛い。
そして迎えた4月14日。
来ました。昨日ぶりです、中国电影资料馆艺术影院。
この日は昨日と打って変わって快晴で、空気もとっても澄んでいました。
少年たち&ジェシーの晴れの日にふさわしい天気です。
開館時間より早く着いてしまったのですが、映画館の前には同じく開館を待つファンがたくさんいました。
この時点で「ここにいるみんな、『少年たち』を観に集まったんだ…!」と早くも勝手に胸熱になってしまいました。
開館時間になったのでロビーへ入ります。
するとメンバーカラーのお花がずらり!!!
ジェシーファンのみならず、他の5人のファン一同、そしてSixTONESファン一同としてのお花もあり、計7個ものフラワースタンドが飾られていました。
中国のファンの愛を感じてまたグッときてしまいます。
でも、それだけじゃなかったんです。
有志のファンがこんなものを用意してくれていました。
手前にチケットが写っていて見えづらいのですが、片面にはジェシーの名前、もう片面には「少年たち」の文字が大きくプリントされています。デザインもかっこいい!
すごい。中国のファンめちゃめちゃ気合い入ってます。
まだ上映前でしたが中国のファンの愛と気合いを見ただけで「この場に来れて本当に良かった」と感慨深くなってしまいました。
会場から溢れるほど女の子がたくさん集まっている様子が気になったのか、通行人と中国人ファンが「誰か来るの?」「日本人のかっこいい俳優が来る!」なんて話していたのもなんか良かったです。
館内に数カ所あるサイネージには、おしゃれな枠つきのメインビジュアルが!微妙に収まりが悪くて演者の顔が隠れてるけど、細かいことは気にしないのが中国流なのでしょう。
マスコットと撮った写真しか残ってなかった…。
そしていよいよ、映画本編の上映です。
映画の感想は長くなるので割愛しますが、すばらしい映画でした。全てが唐突、理不尽。何もわからなかったことだけがわかる。
ツッコミどころ満載映画なのに最後のジャニーさんの癖詰め込みまくりショーで「ジャニーズ最高!!!!!!!!」というテンションにさせられて、あのガバガバのストーリーすらも生きることの理不尽を伝える人生訓のように思えてきてしまう。
オタクとあれこれ喋りながら観たい映画ですね。日本にいたら応援上映行ってみたかったなぁ。
気になっていたジェシー(ジョー)の安否についてもこの目で確認できてよかったです。
上映中、会場内は何度も笑いに包まれたり「これは…」とザワザワしたりしていました。その中でも一番の盛り上がりを見せたのは、ジョーがおじいちゃん看守から大福貰うシーンで発した「はい、父がアメリカ人です」でした。そこか。
ちなみに字幕は英語と中国語の2種類で、スクリーンに英語、スクリーン下の字幕装置に中国語が流れる方式。各字幕を見比べると「この言い回し、英語/中国語だとそうやって表現するんだ!」っていう発見もあって面白かったです。
そして上映後、待ちに待ったジェシーの登壇!
この日のジェシーちゃんの出で立ちは皆さま各ニュースでご覧になっているかと思いますが、おしゃれなスーツをビシッと着こなしていてめちゃくちゃかっこいい。
デコ出しヘアーにも気合を感じます。
まずは英語と中国語で挨拶。
一生懸命覚えてきたであろう中国語をがんばって思い出しながら喋る姿が非常に可愛い。会場全体が「加油ジェシー!」という気持ちで見守っていました。
挨拶の最後には「ズドン!」もやってくれました。中国でズドンを観れるなんて!感激。
続いて挙手制の質問コーナー。
結構時間をとってやってくれたのですが、個人的に印象的だった質問↓↓↓
(質問および回答はニュアンスです)
★その1
Q:なぜ横山くんは最後死んだのですか?
A:世界のジャニーが決めたことなので僕たちは知りません(笑)。舞台は僕が亡くなってたんですけどね。命の大切さを伝えるためにジャニーさんが考えたんじゃないかと。
あの死の説明をジェシーに求める。笑
★その2
Q:2020年に向けて、アジア進出など今後の展開を教えてください。
A:僕にはわからないですけど、他の事務所とか色々あるので…(略)。皆さんが事務所に声を送ってください笑。皆さんがいないと僕たちも現れませんので。
「僕が亡くなったんですけどね」とか「皆さんがいないと僕たちも現れませんので」とか、なんか頭に残る言い回しするな~って思った。
★その3
Q:北京に来て何か食べましたか?
A:昨日の夜、北京ダックを食べました。
Q:私も昨日食べました!
A:じゃあ一緒に食べればよかったね〜wwww
壇上では基本的には落ち着いて話していたのだけど、この時だけはいつものおふざけジェスちゃん(?)のトーンだった笑
★その4
Q:今後の仕事の展開について教えてください。
A:(演技とか歌とか)色々な仕事をしていきたい。そして世界が平和に最終的になれば。(会場笑う)笑ってますけど、ホントですよ。
個人的にこれがすごく印象的で、ジェシーはジャニーイズムの正統継承者なのかもしれん…とか思った。
中国語、日本語、英語とそれぞれ好きな言語で質問していたのが印象的でした。
ファンから「英語で質問してもよろしいでしょうか?(英語)」って言われて「もちろん大丈夫ですよ、どうぞ(英語)」って返してたの、かっこよかったな〜。
あと、通訳の人が「ジャニーズ事務所」というワードを「御社は〜」って訳すからジェスが事務所の広報か何かみたいな雰囲気になっててちょっと面白かったです。
(とか言ってますが、weiboなどを見る限り通訳の方はニュアンスをかなり上手に読み取って翻訳されていた凄腕通訳者さんだったようです。私は殆ど中国語できないのでわかりませんでしたが…。)
「そろそろお時間ですので…」となって締めの挨拶。
そこでも最後に1発「せ〜の!ズドン!」。
退場する前に客席に降りて更に「せ〜の!ズドン!」からの何故か「じゃあもう1回!ズドン!」のWズドン。
この日、合計4ズドンもやってくれました。
いや〜、中国でジェシーと一緒にズドンできるなんて思ってもみなかったなぁ〜。うれしかったです。
終了後、会場を出て街中を歩いていると「北京国際映画祭」と書かれたフラッグがそこかしこに飾られていて、こんな大きなイベントでジェシーは壇上に上がったのだな~と感慨深くなりました。
貴重な中国デビュー(?)を見届けられて、本当に幸せでした。
往復26時間掛かったけど、来てよかった。
が、しかし。
実は金曜日の夜に上海の自宅を出て鉄道駅へ向かう途中で、すごいことに気づいていました。
上海⇄成田のフライトって、3時間なんですよね。当初の目的であった「劇中のジェシーの生死をこの目で確認する」という意味では、連休を利用して
1回日本帰って映画館行ったほうが早かった。
とはいえ、今回北京へ行ったことで海外でもジェシー、SixTONES、そしてジャニーズのアイドル達はこんなにも愛されているということを身を以て実感することができました。
少年たちとジェシー、中国へ来てくれてありがとう。中国のジャニオタの皆さん、暖かく迎えてくれてありがとう。
最高の平成の現場納めになりました。谢谢!